おはようございます。

XYから始まった第6世代のレーティングもついにシーズン17まで続いていますが、今回はその中での所謂「環境」の変化について考察します。

シーズン1からやるとキリが無いのでORASリーグが導入されたシーズン7からの変化について、各ポケモン及び並びについて書いていきます。

S16開幕


ちなみに結構長いです。
※便宜上シーズン7を「初期」と呼びます。

[更新履歴]
2016.1.23:シーズン13に更新
2016.3.18:シーズン14に更新 
2016.5.24:シーズン15に更新 
2016.7.22:シーズン16に更新 
[2017.3.27追記]
SMでも同じコンセプトの記事を書きました。
【ポケモンSM】環境変化について

ガルーラ

kangaskhan-mega
初期はメガマンダのメタからか冷P、冷Bガルーラが多かった。
陽気猫捨身、やんちゃ両刀、203(209)が主流。
シーズン7終期頃から最速両刀型が認知されはじめる。

しかしシーズン11に秘密の力搭載型が増え始め、今では上記の型と肩を並べるくらいに増殖。
秘密の力と相性の良い身代わり・炎Pも採用率が上昇。
シーズン12で猫騙しと秘密の力を両立したガルーラが結果を残し、これ以降この型も増えることが予想される。
また、ゲンガーを意識した噛み砕くもシーズン11頃から徐々に数を増やしてきた。

秘密の力の流行により、ゴツメが機能しなくなったため、パーティにゴツメ枠は絶対に必要というわけではなくなってきているのではないだろうか。

シーズン13では鉢巻ガブを意識した氷技搭載の最速ガルーラが増加。ガルクレセサザンとの相性も良い。
また、シーズン14は鉢巻ガブをケアしつつスイクンに強くなれるHA秘密空元気型が結果を残した。

シーズン15では、両刀、秘密炎Pが主流だった。
しかし、シーズン16にて陽気ASとやんちゃ両刀が再び数を増やした。
耐久に振ったドレパン+噛み砕くのガルーラも一定数見かけるようになる。
Sラインは123以下と準速以上に二分された印象。


ガブリアス

garchomp
初期から現在までマンダに行動保証が得られる襷とスカーフは健在。
どちらもマンダのみならず様々なポケモンに1度以上の行動が保証されることから特に対面構築においての採用が多い。

現環境のガブリアスの動かし方としては、削りか、終盤のフィニッシャーの2つがほとんど。
削りという視点では、行動保証が強く技選択の幅も広い襷が最もメジャーだが、一定数ヤチェやゴツメも見られる。
フィニッシャーとしては最も抜き性能の上がるスカーフ一択。

シーズン13からはAS秘密ガルーラの増加に伴って、対面で突破できる可能性が高い意地AS鉢巻が増加。
最速ガルに強い陽気鉢巻も意地よりは少ないが見るようになる。
しかし、シーズン14以降はまた数を減らした。

鮫肌という優秀な特性、高い数値を持つことから今後も襷とスカーフが多数を占めるだろう。
屈指のスペックを持ってはいるが、これ以上新たな型が開拓されてスタンダードにまで認知される可能性は低い。

相変わらずメガガブは見ないし、おそらくこれからも見ることはない。


ゲンガー

gengargengar-mega
XY終期に流行った珠ゲンガーは徐々に数を減らし、催眠型はメガゲンガーが主流となった。
持ち物はPGLでも体感でも構築記事を見ても、襷とメガに限定して良い。

襷型は <シャドボ / ヘドロ / 鬼火 / 凍風(道連れ)> が最も多い。
メガは初期と比べ催眠術採用率がかなり上がった。
カバルドン展開とのシナジーが良いこと、積極的にサイクル崩壊を狙いに行けることが評価されたものと考えられる。
しかし、シーズン13ではある程度流行も落ち着いたのか、鬼火型が再び数を増やしてきた。
最近は襷で催眠してくるゲンガーも少なからずいる。

また、XYではゲンガナンスでしか見なかった滅びゲンガーもORASでは開拓が進み、対面構築やスタンパに取り入れられるようになった。
技構成は <シャドボ / 滅び / 道連れ / 身代(守る)> が多い。

XYではほとんど重力始動でしか見なかった催眠ゲンガーも、最近は起点構築で多く採用され、今では何の起点作成要素もないスタンパに取り入れられるまでになった。
今後は催眠型がさらに主流になっていくものと思われる。

メガでの新たな型が流行することは考えにくいが、通常ゲンガーならまだまだ開拓の余地がある。
シーズン14ではトリルゲンガーが結果を残している。


ファイアロー

talonflame
初期に多く見られた剣舞型は未だ健在ではあるものの、さらに型の開拓が進んだため以前よりは数を減らした。
普通の意地HAプレート型から、ライコウやボルトに強い陽気AS珠型まで様々なタイプが見られる。
技構成もブレバは確定として残り3枠は多種多様。

シーズン8頃からHDにほとんど振り切った慎重アローが流行り始める。
それ以降、HDはかなりの数見るようになった。
急所や追加効果なんて存在しないかのように居座り続けることが多いのが特徴。

ゴツメ型もある程度結果を残してはいるものの、認知されても強いポケモンではないので今後大きく数を増やすことは無いと思われる。
クチートに強いため、クチート軸の増加とともに対面構築での採用が増えた。

鉢巻型は忘れたころにやってくる。ゴツメ持ちに極端に弱いがフィニッシャーとしての性能は高いため、今後もある程度は残り続けると思われる。

環境に多く崩し性能の高いボルトロスに弱いため、環境的には逆風。
しかし、それを逆手に取った珠剣舞型が増えている印象を受ける。
HDは最近は数も落ち着いてきたように見える。

シーズン16では身代わりでヒードランを起点にする型が結果を残している。


化身ボルトロス

thundurus
初期に多く存在したHBやHDは、悪巧みが流行るとともにミラー意識で徐々にSラインが上がり、今ではほとんど臆病HSに。
今の環境でボルトロスと対面したらまず
H140B16C100S252
10万 / めざ氷 / 悪巧み / 電磁波
を最優先に警戒する。

ガルーラに削りを入れつつ電磁波を入れられるゴツメ型が少し数を増やしてきた。
クチートなどの威嚇と組み合わされることが多い。

マンムーに一方的に弱いため、悪巧み型にも2W目に気合玉を搭載したものがいる。
穏やかHDでシーズン8~9に少し流行ったが臆病HSの流行により減少。
速攻性の高い珠ボルトも数こそ少ないものの、技範囲が広いためそこそこ見られる。

オニゴーリやメタモン、ピクシーなどと組み合わされている場合はほぼ100%威張ってくる。
HDオボンかCS襷のどちらかだが、どちらにせよ威張ってくる。
安心して突破できるポケモンがいないため非常に厄介。

メタ方法も開拓されてきてはいるが、圧倒的なスペックを持つため今後も数を減らすことは無いと思われる。
おそらく、メタの開拓よりも新型の開発の方が早いペースで進むだろう。
最近は電磁波を切ったボルトロスも結果を残している。
穏やかで毒守するノイトロスは一つの型として定着した。
シーズン15ではCS眼鏡が結果を残した。ゲンガー対面で一方的にアドを取りに行ける型であるため、今後も一定数見るようになるだろう。

シーズン16でラム悪巧み型が増加。カバルドンを起点にできる一方、場持ちが悪いので大幅に数を増やすことはないと思われる。


霊獣ボルトロス

thundurus-therian
チョッキ、オボン悪巧み、スカーフと幅広い型が存在する。
メジャーなのは上記だが、眼鏡や弱点保険も結果を残しているため今後さらに型の拡張が進むと見られる。

初期は化身ボルトに後出しから勝てるポケモンとして認知されていたが、臆病HS悪巧み型の登場により、従来のスカーフ、チョッキ、オボン、眼鏡型は押し負けるようになってしまった。
そこで登場したのが保険HC高速移動型である。

また、化ボルトメタ以外の視点で述べると、シーズン8頃からメガバシャーモからバトンを受けて無双するオボン悪巧み型が流行り始めた。
積んだ後でもガブやランドに潰されないため非常に抜き性能が高い。

シーズン12以降は化身ボルトに有利にサイクルを回しつつ奇襲も仕掛けられるスカーフ型が多い印象。
シーズン14以降は耐久に厚く振って化ボルトに対して安定するチョッキ型が多かった。


バシャーモ 

blazikenblaziken-mega
初期は珠かメガかのほぼ二択だったが、型の開発が進むにつれて襷やラムも採用率が上がってきた。

珠はほとんどが <文字(オバヒ) / 膝(馬鹿力) / めざ氷 / 守る> である。もちろんたまに物理型もいる。

メガは初期は <フレドラ / 膝 / 剣舞 / 守る> が主流だったが、徐々に剣舞の枠に鬼火やバトンを搭載した型が増えてきた。
XYにて流行した3W型はあまり見ない。
シーズン13は特にバトンが多く、バトン先としてサザンが多くみられるようになった。

襷はアローメタで封じを搭載した物理型から、ガブランドとの撃ち合いを意識しためざ氷型までいる。
アタッカーでの対処にメタを張った型なため、火力が低く水タイプで止められる。
しかし、鬼火やバトンで後続の補佐をする襷型も現れ始めた。

ラムはボルトとの撃ち合いを意識した物理型がメジャー。フレドラ+格闘技+守るまでは確定でラストの枠には剣舞や鬼火が搭載されることが多い。
シーズン14以降は炎技を切ったバシャもいなくはない。
シーズン15は鬼火持ちがかなり多かった印象。
シーズン16は襷剣舞からラムバトンまで、何でもありだった。


ギルガルド

aegislash
残飯と保険が最も多い。
この点はXYの時と変わらないが、シーズン9頃になってCS襷が流行。
一定数ラムも存在するが、その他の持ち物は切って良い。

残飯ガルドは身代わりガルーラなど環境的にかなりの逆風なため、今後は保険や襷が増えていくと思われる。
しかし、そもそもギルガルド自体、今の環境で逆風が吹いている。


マンムー

mamoswine
ボルトロスに強いため、ボルトの流行に伴い数を増やしてきた。
後述のボーマンダとも相性が良く、マンダ入りにボルトを出させにくくする作用が強い。

XYでは襷が圧倒的に多かったが、徐々にADチョッキやHBゴツメでマンダと組む個体が増え始め、現在では相変わらず襷が最も多いものの、かなり数を減らしている。

チョッキは地割れを持って受けループやスイクンを崩しにいく型が多い。
ゴツメはガルガブの並びに強く出られるため、マンダ軸のみならずスタンパにもある程度採用される。

また、ゲンガーや害悪へのメタとしてラムを持った個体もある程度おり、対面でガルーラに圧力がかけられる鉢巻型も存在する。
さらに、最近では残飯毒身代型も見られるようになってきた。

珠マンムーは昔から一定数いるが最近は増えてきた印象を受ける。


霊獣ランドロス

landorus-therian
スカーフが最もメジャー。
XY初期から現在に至るまで、スカーフランドは非常に多く存在する。

ORAS初期にはゴツメ型が増殖し、ライコウランドなどの並びが結果を残したものの、徐々に結果を残す構築は減ってきた。
しかし、今でもスカーフに次いで多い型となっている。

XY終期にボルトランドの並びで流行したチョッキランドは数を減らしていった印象を受ける。

一方で新しい型の開発も進み、ヤチェ剣舞や鉢巻爆発など様々な型が結果を残しているポケモンでもある。
今後もビルドランドや爆弾ランドはある程度見かけるだろうが、スカーフ型が主流であることは変わらないと考えられる。
襷は絶滅した。


スイクン

suicune
過去作産が解禁されたシーズン12では再び零度型が猛威を振るった。
しかし、過去作産禁止シーズンにおいても、豊富な型が開拓され、多くの構築において結果を残している。

現環境ではゴツメ、カゴ、残飯のみ警戒すれば良い。
ゴツメは物理との撃ち合い性能が高く、熱湯での火傷も狙えて対面構築に入りやすい。しかし、熱湯で焼けなければガルーラやクチートにも押し負けてしまうため、あくまで削りとして使われることが多い。
カゴは状態異常耐性が高く、ボルト以外のトップメタに強い。ボルトに対しても瞑想を積んだ状態であれば打ち勝てる可能性が高くなる。
残飯は瞑想型とノイクンに分かれる。瞑想型は眠らなくても回復できる型として場持ちがよく、ノイクンは上から毒を撒いたり熱湯で焼いたりして場を荒らせる。どちらもカゴより詰ませ性能が高い。難点は、氷技を持てないこと。

零度スイクンが解禁されたシーズン12では身代わりや吠えるの需要が高く、氷技の入るスペースが確保し辛かったが、それ以外のシーズンではガブマンダへの有効打として氷技を搭載していることが多い。

しかし、このポケモンもボルトロスに大きな隙を見せるため、これ以上流行することはほとんどないと思われる。
スイクンで処理できないガルーラが環境に増えたことも大きな逆風。


ボーマンダ

salamence-mega
初期は竜舞捨身空元気が主流だったが、徐々に両刀、毒羽と流行が移り変わってきて今では多様な型が存在する。

特殊一本の型も結果を残し、中には慎重HDで竜舞するものも出てきた。
電気タイプ全般に隙を見せるが、マンムーやドリュウズ、ロトムとの相性が良く、裏のポケモンをどう処理するかがマンダ処理の肝となることが多い。

今では毒羽型はほぼ絶滅し、両刀や竜舞型が主流。

構築単位でめざ氷バシャとゲッコウガ、ボルトロスが重くなることが多いが、対処法さえ用意すれば有利にサイクルを回せる。
氷技持ちをメタ対象としたHDマンダが結果を残しており、数を増やしている。

最近はクチートと組んだ眼鏡型が少しずつ増えてきた。
クチートと同居していたら眼鏡を最優先に警戒すべきだろう。


ゲッコウガ

greninja
初期は珠ASベースのダストけたぐりを搭載した両刀型が流行したが、徐々に落ち着き、今では珠両刀・特殊、襷、ラム、スカーフ等の多様な持ち物が見られる。

特に型開発が進んだのがラム型で、「信用可能ゲッコウガ」と呼ばれる調整。
CSを削ってBに割くことで意地スカガブの逆鱗を耐える調整になっており、先制技もあるため対面でガブリアスに勝てる可能性が非常に高い。

全ての型を考慮した場合、受けられるのはラッキーくらいのもので、ある程度は「切った」立ち回りも必要になるかもしれない。
ex.) ASガルーラで突っ張る、スカーフランドで蜻蛉を打つなど

ラムは扱いやすく、ボルトロスに強いためこれからも数を増やしていくと思われる。
シーズン15は特に数が多かった印象を受ける。


ポリゴン2

porygon2
初期はマンダを受けるためのHBがメジャーだったが、毒羽マンダの流行により役割対象にすら起点にされるためかなり数を減らした。
今ではHCベースのDL型が主流。
HBは相変わらず環境に刺さっていないので、今後もHCが中心になるだろう。

たまにHDで恩返しや空元気を搭載した型も見られる。初期は <恩返し / 冷B / 電磁波 / 再生> だったが、今では電磁波の枠が放電になっていることが多い。
ノーマル技は空元気よりも恩返しの方がメジャー。

HCが主流である今、よくクチートと組んでいる。
それに伴い冷Bと再生の採用率が下がった印象。
大体がめざ地か炎を搭載している。


リザードン

charizard-megaxcharizard-megay
現環境ではほとんどがX。
Yもニトチャめざ氷が少し流行ったが、結局あまり結果を残すことは無かった。

Xはニトチャ剣舞型と竜舞羽型が主流。
最近は竜舞羽の方が若干多い印象。
稀に見る鬼羽型は特に増えてもないし、全く見ないわけでもない。
ニトチャ剣舞型も、フレドラの枠を身代わりにした対受けループ特化型が見られるようになった。

Yは身代わり搭載型が少し増えている。オバヒは減った印象。


クレセリア

cresselia
初期は起点になりやすいという理由でほぼ絶滅。
実際ガルガブですら対面から起点にしてくる(グロウor身代ガル、ヤチェガブ)。

しかし、最近は再びガルーラと組んで復活。PGLのトップ12に入るほどに数を増やしてきている。

型は主に3種類。上から順に多い。
①スキスワ毒
②(トリル)三日月
③身代わり瞑想

①はよくドランと組んでいて、②はガルーラやクチート、ヘラクロスと仲良くしている。③は正直事故レベルだが上位のクレセリアに低確率でいる。
ヘラのいないクレセドランなら①、ガルクレセなら①か②、クチートかヘラ入りなら②と考えて良い。
ちなみにシーズン12以降流行のガルクレセサザンならほぼ②である。

電磁波の採用率は依然と比べ格段に落ちた。


キノガッサ

breloom
シーズン13頃までは襷とポイヒ以外は事故と割り切っていいくらいだった。
その事故というのもスカーフや鉢巻で、それは現在でも事故レベルの少なさである。

しかし、シーズン14頃からオボン剣舞型が認知され始め、最近では襷で剣舞する個体も多い。
岩石封じと剣舞で選択になるが、シーズン16では体感6:4程度の割合だった。
「CDG4」という並びの認知度が上がった今、対処法も確立されつつあるのでシーズン17以降は数を減らすかもしれない。


以上、上位に採用されやすいポケモンの考察でした。
ここからは並びの紹介になります。

対面構築

SメガガルーラsガブリアスsバシャーモSボルトロスsメガゲンガーSスイクン
シーズン8頃から急速に流行した構築。
役割集中で物理エースの一貫を取る。
一時期は「結論パ」と呼ばれるまでになったが、メタも進み今では少し落ち着いてきた。

しかし、環境のトップメタであることに変わりはなく、この構築に対する勝率を稼げなければ上位に行くことは難しい。

対面構築も徐々に開拓が進み、炎枠もラムバシャ、襷バシャ、珠アロー、ゴツメアロー、ウルガモスと豊富で、ボルトの枠が霊ボルトになっていることも多くなってきた。

この構築最大の強みは、6匹全員が高いスペックを持っているため型の自由度が高く、どのポケモンも型が読めないところ。
特にガルーラについては「自慢のガルーラ披露大会」状態。


ガルクレセドラン

SメガガルーラsガブリアスSクレセリアSヒードランsゲンガーsキノガッサ
シーズン15でかなり多く見た並び。
ガルクレセで組んだ場合、もう1枠が大体サザンかドランになるのでこういう並びが増えるのは当然と言えば当然だが、結果も残しているし実際マッチング率も高かった。

クレセドランでサイクルを回しつつも、ガルガブ、ゲンガー、ガッサで対面性能を確保しているので構築のパワーが非常に高い。
ガッサも襷、ポイヒ以外にオボン型が開拓されたため、構築全体で型がさらに読みづらくなったのが追い風である。

バトンバシャやめざ地ガモスなど、炎タイプが重いのでそこが構築とプレイングの見せ所になるかと思われる。
また、Sが高いスイクンやクレセリアも辛く、環境としては逆風と言っていい。


マンダ軸

sメガボーマンダsマンムーSスイクン
マンダが隙を見せる電気に強いマンムーを組んだ所謂マンマン構築。
トリルクチートやゲッコウガ、気合玉ボルトが重くなりがち。

シーズン8以降、結果を残し続けているが、最近はガルーラ軸に押されて数を減らしてきた。
そもそもサイクルパが結果を残しにくくなっている現環境ではサイクル戦になりやすいマンダ軸は逆風だと思われる。
しかし、秘密ガルーラの流行により、それに強いマンダは追い風が吹いているとも言える。

ボーマンダ自体は非常に性能の高いポケモンで、今後も一定数上位に食い込んでくることが予想されるため、この構築に対する勝ち筋は用意しておく必要がある。

流行のCDG4に強いのが追い風。


受けループ 

sラッキーsグライオンsメガヤドランsメガゲンガーsバンギラスsナットレイ
対面構築に強い構築のはずが、ガルーラボルトロスの並びやメガゲンガーに崩されてしまうため一時期絶滅した。
シーズン12頃から、絶滅して周囲がメタを緩めたことから現在はムドーやバナなどを添えて復活した。
しかし、周囲の構築の開拓が更に進むことで受けループ対策もかなり広汎になったためか、シーズン14では少なかった印象を受ける。


グロP雪崩ガルーラを受けられない等、コンセプト上克服しようのない欠陥も存在するが、対策をしていないパーティは一方的に詰ませることができるので対策は必要。
サーナイトでeasy winできる時代はとうに終わった。


ガルクレセサザン

SメガガルーラSクレセリアsサザンドラSエンテイ
シーズン12にて数を増やした並び。
ガルーラに出てくる物理受けにサザンドラを合わせ眼鏡の火力で一貫を取っていく。
コンセプト上ガルーラをタイマン性能の高い型に出来るのが強み。
炎枠にはフェアリーの一貫を切りつつサイクルに負荷をかけられる鉢巻エンテイが採用されることが多い。
シーズン13では炎の枠にバシャーモを採用しバトンでサザンに繋ぐパーティが見られるようになった。

ガルーラ軸でありながらクチート入りをボコボコに出来るのも強み(されました)。
ボルトロスに対しても構築単位で強いため隙を見せづらい。
しかし、受けループが非常につらい。

最速ガルーラとサザンの相性が良く、トップメタの構築にも強いことから最近は対面構築と同じくらいの数を見かけるようになった。


ヤミアスドラン

302-megaevolSラティアスSヒードラン
ヤミラミでガルゲンや害悪の相手をし、辛い特殊と炎物理をアスドランで相手する。
コンセプトからヒードランは確実に挑発を持っている。
ラティアスはボルトスイクンバシャに強いポケモンとしての採用なので眼鏡型。

ヤミラミの詰ませ性能が高いのでサイクルが崩しづらい。
ガブマンダ以外のトップメタに軒並み強い並びなのも環境に刺さっている。
何より凄いのは、零度スイクンがあれだけ多かったシーズン12で結果を残しているということ。

シーズン13で再び数を減らしてしまった。
ゲンガーのヘドロ爆弾やスイクンの熱湯で止められることが周知されたためと思われる。
シーズン14以降は絶滅状態。


カバルドン展開

sカバルドンSメガガルーラsメガゲンガーsバシャーモSボルトロス
腕白HDベースカバルドンのステロ欠伸で場を荒らし、ガルーラやゲンガーで抜いていく。
ガルーラは秘密の力搭載が多く、バシャーモはほぼ襷、ゲンガーは99.9%催眠祟り目。

カバルドンが受けではなく展開要員なためスカガブに構築単位で弱くなりがち。
また、全体的にボルトロスが重いため、カバルドンを切った後に出てくると処理しづらい。
さらに、ラム持ちも非常に辛い。

ここまで弱点ばかり挙げたが、強力な勝ち筋を持ち対戦もサクサク進む「使いやすい」構築である。
うまく展開できれば一方的に抜いていけるため使い慣れるほどに勝率を残しやすい。
7割弱の勝率で対戦数を稼げばレートは上がるため、レートを上げやすい構築であると言うこともできる。


クチート軸

sメガクチートsポリゴン2Sボルトロスsガブリアス(Sメガガルーラsメガゲンガーsメガヘラクロス)
対面構築に強いことから流行したクチート軸。
1900帯で嫌というほど見かけるのは昔からだが、上位でも数を増やしてきた。

稀にトリルも電磁波もない対面構築でのクチート採用もあるが、大体はトリル要員と組んだエースとして運用される。
トリル要員としては、HCポリ2>ブルンゲル>クレセリア>シャンデラ>サマヨールの順に多い印象。
ゴツメボルトロス、襷ジャローダ、ヤチェor鉢巻ガブ、ゴツメランド、襷ガッサ、鉢巻カイリュー、眼鏡サザンあたりの一般ポケモンとよく組んでいる。
裏のメガはガルーラ>ゲンガー>ヘラクロスの順で多い。

構築単位で鬼羽リザXとエンテイ、サザンドラが重くなりがち。
クチートの型はほぼ <じゃれつく / 叩き / 不意 / 剣舞> と考えて良い。
シーズン12以降、数を増やしており、並びも開拓されている。
シーズン14ではついにクチートがトップ12入り。今後はさらにマークが厳しくなるだろう。
最近は眼鏡マンダを起用したパーティも現れてきた。


雨パ

186230sメガラグラージ
脱出トノでグドラやメガラグに繋ぎ、超高速超高火力で制圧するパーティ。
ニョロトノはクッション性能も高く、雨エースは積みターンを必要としないので脱出ボタンを持った個体が多い。
雨エースはほとんどキングドラかメガラグラージ。
たまにグドラとラグを両立した構築も見られる。

電気枠に採用されやすいのはゴツメボルト。
高いクッション性能と挑発電磁波による展開阻害で雨を通しやすくなる。
その他、採用されやすいポケモンには、HDアロー、ガルーラ、クチート、ガブリアス、カイリューなどが挙げられる。

メガガルの猫不意を耐える調整のキングドラが開拓されてから、ガルーラ軸を制圧できる並びとして結果を残すようになってきた。
また、選出誘導力が高いのでトノラグ偽装のラグ展開も見られる。


まとめ

並びの紹介は以上になります。
XYと比べかなり環境も変わってきたので、ガルクレセドランが環境トップメタの代名詞として呼ばれることはなくなってしまいました。
とはいえ一時期絶滅まで追い込まれたクレセリアが再びガルーラと組んで復権してきていますね。

今の環境のメタは上記のポケモンを中心に固めていくことが重要となるでしょう。
しかし、単体をとっても型は豊富だし、並びも日々新しいものが開拓されていくのでメタのみを考える受けループが逆境なのもよくわかります。

上位の構築に軒並み刺さる並びなんてなくなった今、どのように構築を組むのか難しくなってきていますね。


それでは。