おはようございます。
哲学的なタイトルになっちゃいましたがそんな重々しいこと書いてるわけじゃないので暇つぶし程度に気軽に読み流してください。




僕は学生で今就職活動してます。
これだけで学年バレそうなんでこれ以上は伏せますが、企業の説明会とか行っててふと

「なんでみんな働くんだろう…?」

と、変な疑問が沸いてきたのでちょっと考えてみたいと思います。









もちろん生きていくためにはお金必要ですよね。
そんなん当たり前で、そのお金を稼ぐために大部分の人がやっているのが「働く」ということだと思います。
お金を全くのゼロの状態で生きていくことは至難の業でしょう。僕だったら多分1ヶ月しないうちに餓死します。
そりゃあ人間みんな死にたくないですよね、じゃあ働くしかないか、となるのも当然ですよね。



しかしその「働く」という行為、「労働」とも言われるように自分の時間と労力を提供してその見返りに報酬としてお金をもらっているわけです。







もし、お金に全く困らないなどの事情で「働かなくても」不満のない生活が送れるとしたら、仕事を続けるでしょうか?







まだ学生の僕が言うのもアレですが、間違いなくかなり多くの人が働かなくなると思います。


だってお金に困ってないんですよ?「お金が欲しい」以外の理由でバイトしてる学生が一体どれだけいますか?社会人でも「金銭」や「生活」といったワード無しに就職しようと思った人が一体どれだけいるでしょうか?


全くいないとは言いませんが、間違いなく少数派だと思います。






というわけで、雑談のネタに人と話すときにこんな話題を突っ込んでみました


「今俺ら就活してるけどさ、ぶっちゃけ金に困らなかったら仕事する?」


みたいな感じで。


大体は
「即辞表出す」
とか
「趣味に走る」

なんて答えが返ってきます。
ちょっと面白かったのが


「金銭という報酬が自分にとって意味をなさなくなる以上、労働と対価関係が釣り合ってない」
 

という答えですね。
これには納得でした。


労働契約法第6条
労働契約は、労働者が使用者に使用されて労働し、使用者がこれに対して賃金を支払うことについて、労働者及び使用者が合意することによって成立する。



はい、いきなり難しい条文が出てきましたが、これは「労働契約法」という労働契約の基本的な事項について定めた法律の条文のひとつです。

これによると、

・労働者が「労働」して、
・使用者が「賃金」を支払う


ことにつき両者が合意することで労働契約は成立するようですね。




つまり「労働」と「賃金」は対価関係にあるというわけです。
・労働者は「賃金」が欲しいから「労働」し、
・使用者は「労働」が欲しいから「賃金」を支払う

という関係ですね。


わかりやすく言うと、

・労働者が「労働」を売り、
・使用者がお金を払ってそれを買っている


という、売買と同じような構図になっていると言えるでしょう。



今社会人として雇用されて働いている方、学生や主婦などでバイトしている方はみんなこの労働契約を結んで働いています。
したがって、自営業の方はともかく、雇用されて働いている人はお金という対価を得るために働いていることになります。 



それではここで、「お金に困らなくなった」場合を考えてみましょう。

労働者は「労働」を提供する必要が無くなった、ということはお分かりだと思います。
対価として支払われる「賃金」が、労働者にとって欲しいものではなくなったのだから、ここで対価関係は成り立たなくなりました。


それが先ほど彼が言っていた、対価関係の崩壊です。


そうなってもあなたは今の仕事を続けますか?




僕はせいぜいバイトしかしたことないので、バイトに関しての話をするなら「辞める」と即答するでしょう。
ただ、これから先長く続くであろう社会人としての生活を考えたときには、

「それでも続けたいと思うような仕事がしたい」

というのが、今の僕の感想です。




理由は簡単で、「労働」の見返りが「賃金」しかないなら、いくら給料が高くても少なくとも仕事してる間はつまらないですよね。
 
実際社会人になったら平日は毎日ずっと働いてる人が大多数なわけで、おそらく自分も近い将来その仲間入りすると思います。
そうなった時に、そんな長時間をつまらなく過ごしている時点でその人生はつまらなくなってしまうんじゃないでしょうか?





だから僕は純粋に「楽しそうだな~」って思った企業に就職したいです。
もちろんどんな人も「どうせなら楽しい方がいい」と考えるのは当然ですが、僕は金銭以外の価値が自分なりに見出せるような仕事がいいなあ、なんて思っています。
あ、でも趣味もあるのでそっちの時間もそれなりには欲しいですよね。







そんなこと言ってどこにも雇ってもらえなかったらニートまっしぐらなので難しいところですね。

採用担当の人事の方がよく「自分を偽らない方がいい」なんて仰っているのを聞いて、最初は「人事だからそんなことを言うのも当たり前だよな」なんて風に斜に構えていましたが最近は「確かに偽って合わない企業に入ったら悲惨だよな」と感じるようにもなりました。
 


仕事内容そのものでなくても、人間関係だったり、何かしら職場に留まる理由が残るような場所で働きたいな~と、抜けきらない学生気分でぼんやりと考えています。


単純にこういうこと考えるのも暇つぶしになって楽しいですからね。


「一生死ぬまでゲームする!」
なんて人もいたし、

「堀北真希を札束でぶん殴って結婚する」
なんて発想の人もいました。

「世界中の幼女たちが安心できる場所になりたい」
と迷いなく言い放った彼は今のうちに逮捕した方がいいと思いましたが、まあ人それぞれでしょう。



最近アニメの話しかしてなくて、

「就活から逃げたな」

と思われてそうだったのでたまには日記的な記事もいいかな~という軽い気持ちで書いてみました。
ここまで読んでくださった方も暇があればちょっと考えてみると面白いと思います。


それでは。