4月27日のM3-2014春でついになぎさんの同人時代のアルバムをゲットしました!!
『freirinite』と『オールトの夢』はずっっっっと探していた作品なので実物を手に入れられてほんとにうれしい限りです…!!
  M3-2014春行ってきました!!

今回は『freirinite』のレビューです。
※2ndアルバム『オールトの夢』レビュー
やなぎなぎ同人2ndアルバム『オールトの夢』 買った

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この頃はなぎさんが自分で描いた絵をジャケットにしていたんですねー
『EN』、『オールトの夢』、『氷下の国』、『雨の海』、『星灯りの街灯』とそれぞれ違った味が出ていていい感じです…!
『EN』は持ってないけど今更どうしようもないので仕方ない…
 


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裏面


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見開き
CDのデザインが落ち着いていながらも温かい雰囲気が出てます…! 
こんな雰囲気のCDも温かみがあってなぎさんの曲とあってますね! 
また『星灯りの街灯』みたいに新作だしてくれないかなあ笑
収録曲
全作詞作曲:やなぎなぎ
1. clock work
2. 小さな悪魔
3. 深海の駅
4. aria
5. 鳥篭の城
6. 綺麗なもの
7. 環
8. 蜜と太陽
9. フライリナイト
10. 深遠

1. clock work

なぎさんのコーラスでダークな雰囲気を感じる曲です。
ところどころ入る低めの声のコーラスは誰だろう…?と思いましたが、「all compose,lyric,vocal,design yanaginagi」とあるのでなぎさんの声を加工したのでしょうか?
歌詞は無くアルバムの導入曲のような位置付けです。


2. 小さな悪魔

管楽器がピコピコなっているかわいらしい音色とどん底のように暗い歌詞が合わさった曲。
まず歌詞がダークすぎてつい聴き入ってしまいます。
なんだか中毒性のある曲ですね。。。

ぱっ ぱっぱっ ぱっ

ラスサビで
逆さまの海に落ちてしまいそうだから
扉を開けないで 最後の理性
崩れ落ちる前に

とありますが、この続きを聴く限りどうやら最後の理性は崩れ落ちたようです…

今まで「悪魔」と表現していたのが、最後の
鏡の中私が囁く
でゾッとしましたね


3. 深海の駅

なぎさんは管楽器で曲の暗さを出すのがうまい…!と思いました。
」が深海にある「名前のない駅」(=「あなた」?)を探す曲になっていますが、曲の途中までは海の中を走る電車に乗っていたようです。  
しかし駅に着き、そこからは一人で歩き始めていきます。「」はその駅を「深海の駅」と名付けました。

最後の解釈が怪しいですが、どうやら「深海の駅」は自分の心の中にあり、「深い海」=「悲しみの殻」でそこから外に向かっていく、という内容ではないかと思います。

こういう雰囲気の曲だとなんだか歌詞の内容だったり世界観だったりについて、つい色々と考え込んでしまいますね笑
それがなぎさんが作曲した曲の魅力の一つでもあるとは思っていますが

4. aria

マリアがお母さんで、アリアが娘なのかな…?
聴き終わった後しばらく曲の余韻でシーンとしてしまいました笑
これまたダークな曲です。
ダークという一言で片づけてしまうのがもったいないですがアリアの強い執念、っていうと少し言い過ぎかもしれないけどマリアへの強い執着が読み取れる歌詞でした。
様々な視点から表現されていてそれぞれアリアの心情が読み取れるような表現になっています。

最後の
彼女の長い巻き毛だけが真実で
空っぽの椅子には嘘だらけ
低滑空の燕だけが朝を知るの

というところはアリア視点でしょうか。

アリアの巻き毛はマリアが巻いてくれたものでそれは真実だけど、マリアのいない椅子は嘘ばっかりだ、、、という風に読み取れました。
燕のくだりはアリアにとってマリアのいない朝は訪れない、私は知らない、といった感じですかね。。。


5. 鳥篭の城

篭に囚われているかのような強い閉塞感を歌った曲です。

胸を焦がしたあの空へ
鉄線のこの塔の上には
いつか繋がる場所がある
そんな気がした

この部分を聴いて、「ああ、ないんだろうなあ…」と思ったのは僕がひねくれてるだけでしょうか?笑
王様だけど、誰も助けてくれない。外にも行けない。そんな孤独な心情を描いているように思えました。

ベストアルバム『雨の海』収録曲です。

6. 綺麗なもの

テーマとしては「深遠」に近いものを感じます。
子どもの頃にはあったのに今の自分にはないものを嘆くような曲です。
自分は汚れてしまったけど迷路の外へと歩いていく、と最後には前を向くような描写もありますが、そこにいたるまでの息苦しさのようなものをビリビリと感じる曲でもありました。

内容に直接関係ないけど 
黒い夜に溶けてしまっていないだろうか
の部分がめっちゃかっこよかった

なぎさんは高域の透明感も素晴らしいけど低音が語りかけるような重々しい声で聴きやすくも迫力があります…! 


7. 環

アコギとなぎさんのボーカルだけでしっとりとした曲です。
花が枯れるのと咲くのとループしている様子をテーマに、はたしてその繰り返しは平和なんだろうか?ということを歌っています。

多くの人が毎日同じようなことを繰り返しているというと失礼ですが、逆に毎日劇的な変化に満ちた生活を送っている人はごく一部だと思います。
同じことの繰り返しってのはなんだかいけないことのように言われることも多いですが、結局それって何がいけないんですかね…?難しいです。

ベストアルバム『雨の海』収録曲になります。

8. 蜜と太陽

太陽とそれに照らされる命をテーマにした曲。
ピアノとなぎさんの声はやっぱり合いますね…!

太陽が命を照らし、夜になるにつれ月に蝕まれるように描かれていますが、太陽の罪とは何のことなんでしょうか…?
太陽をいつも遠くで見ている誰かに例えたのか、太陽自身の罪を歌っているのかは難しいところです。
「月に蝕まれ」とあるので、もしかしたら日食のことかもしれないですね。

9. フライリナイト

アルバム名はアルファベットですが、この作品の表題曲です。
惑星そのものを歌っているような、生物の循環を歌っているような、夢の世界を描いているような、不思議な世界観の曲。
「freirinite」ってどういう意味なんだろう、って思って色々調べてみたけどどうしてもどこにも書いてない。造語なのかな?
歌詞にでてくるラベンダーブルーの鉱石が御影石のことなら英語でgranite、iteが石を意味する接尾語でもあるので何かの石?
…全然わかんないです(^q^)


10. 深遠

『freirinite』最後の曲。『雨の海』にも収録されています。
なぎさん自身とても大切にしている曲だそうで今でもライブの最後の曲として歌われることが多いですね。
ピアノとボーカルのみのバラード調の曲ですが、引きこまれるような優しくも哀しいメロディと透き通った声には心を奪われます。

この曲はライブで聴くと、なぎさんの想いが詰まっているだけあって他の曲とは異質で、別格な雰囲気を持っています。
いつ聴いても心に残る曲です。




このアルバムはM3-2008春で初めて頒布された作品ですので、6年以上たっていることになります。
2006年から活動を始めたということですから、この作品に収録されている曲は活動開始から二年以内につくられた曲というわけです。
そんな昔、しかもデビュー前の曲を、メジャーデビュー後ワンマンで全国ツアーを開催できるまで人気になった今でも大切にしているというのはいいものですね。

『freirinite』はなぎさんの「やなぎなぎ」としての原点が見られるような曲が詰まっています。
今では入手が難しくなってしまいましたが、間違いなく名盤ですね…!
なぎさんの曲には何か聴く人を引き付けるものがあるので、アップテンポな曲が好きな人でも何度か聴いてるうちに病みつきになるかもしれません。僕はなりました。笑 

今後もM3で頒布される可能性はあるので機会があればぜひ一度足を運んでみましょう…!!