近年、Apple社が画期的なポータブルプレイヤー"iPod"を発売してから「音楽を外に持ち出す」ということが急激に身近になったと思います。
しかし、当時数百メガバイトの容量のiPodではCDの曲は10曲ちょっとしか入らない。
そこで多くの人は"mp3"や"aac"と呼ばれるファイル形式に「圧縮」して容量を小さくすることで多くの曲をiPodに入れていたはず。

とはいえ、その「圧縮」は音質を損なうもので、PCやポータブルプレイヤーも数十~数百ギガ、さらにはテラバイトまで登場してきた今は高音質化の志向が高まってきたように思う。 

そんな中で人気が高まりつつあるのが『ハイレゾ音源』
ハイレゾ
「ハイレゾ」でより音楽を楽しみましょう!!
 


  • 『ハイレゾ音源』とは?
簡単に言うと「CDを上回る音質の音源」のこと。
CDの音質は無圧縮の状態で1411.2kbpsで、これを超えるビットレートの音源が『ハイレゾ音源』となる。
と言ってもわかりにくいと思うので、まずは最初から説明します。

・サンプリング周波数
音声をデジタルデータとして記録するにはまずサンプリングをしなければならない。
単位時間ごとに区切って標本を採るのだが、どれくらいの時間で区切っているかを表しているのが「サンプリング周波数」だ。
Hz(ヘルツ)という単位で表す。
例えば、1秒間に10回サンプリングしているなら「サンプリング周波数」は10Hzとなる。
もちろん細かく標本を採るほど原音に近い記録ができるので、「サンプリング周波数」は大きい方が良い。
CDの「サンプリング周波数」は44.1kHz(44100Hz)である。 


・量子化ビット数
上記のサンプリング時に、どれくらいの細かさで記録するのかを表すのが「量子化ビット数」だ。 
単位はbit(ビット)が使われる。
例えば、音が「出たか」、「出なかったか」だけで記録するなら2通りしかないので「量子化ビット数」は1bitとなる。
この値が高いほど原音に近い記録ができるので「量子化ビット数」は大きい方がいい。
CDの「量子化ビット数」は16bit(2の16乗=65536通り)である。


・ビットレート
この単語は聞き覚えのある人もいると思うが、単位時間あたりに何ビット記録されているのかを表している。
通常この単位時間は1秒とされ、「ビット毎秒」とも呼ばれる。
単位はbps(bits per second)。
この値は上記二つの数値から求められる。

1秒ごとの記録回数(サンプリング周波数)×1回ごとの記録の細かさ(量子化ビット数)×2(左右)

例えばCDなら、
44100Hz×16bit×2=1411200bps→1411.2kbps
となる。
これが一番最初に書いた1411.2kbpsだ。



この1411.2kbpsを超えるビットレートの音源が『ハイレゾ音源』となる(2回目)。
身近な例では、Blu-rayなんかがそうだ。
最大でサンプリング周波数192kHz、量子化ビット数24bitの9216kbpsで記録できる。
他にはネット配信でもハイレゾ音源の販売が広がっている。
日本の曲を取り扱っている有名なところを3つあげたい。

  • e-onkyo
http://www.e-onkyo.com/
オンキョー
日本でのハイレゾ音源配信の先駆け。
洋楽、クラシック、ジャズなどはもちろん、JPOPやアニソンでもハイレゾ音源を取り扱っている。
しかしまだまだ数は少ないため、知っている人を探すだけでも一苦労。
10月末よりランティスのアニソンのハイレゾ音源を配信している。


  • OTOTOY
http://ototoy.jp
ototoy
高音質音楽配信サイト。
e-onkyoと比べると、タグによる検索が便利。
邦楽は被っている曲があまり多くないのでどちらもチェックしてみよう。
やはり海外の曲と比べれば数は少ない。


  • mora
http://mora.jp/
mora
SONYが運営するウォークマン公式ミュージックストア。
2013年10月中旬にハイレゾ音源の配信を始めた。
まだ始めたばかりなので海外の曲含めても数は少ないが、SONYが運営しているということでSONY MUSICのアーティストを始め、邦楽のハイレゾは将来的にここが一番期待できるかもしれない。


ハイレゾ音源は、CD音源と聴き比べてみると細かいところで迫力が違ったり、楽器の音色がより綺麗に聞こえたりとやはり違いは感じられる。
「人間の耳は20kHz程度までしか聞き取れないためハイレゾは意味がない」と力説する人もいるが、それには個人差があるだろうし、さらにそれはサンプリング周波数だけの話であって、人間の耳なら16bitと24bitの違いは聴き分けられるとされている。
16bitなら一番小さな音と一番大きな音の差、ダイナミックレンジは96dbで、24bitの場合144dbである。
人間が聴き分けられるのは大体120~130dbくらいまでと言われているため、慣れれば多くの人が聴き分けられるはずだ。


まだまだ発展途上のジャンルではあるが、ハイレゾ音源もこれから普及してくると思うので、好きなアーティストのハイレゾ音源を見つけたときは
ぜひ購入しましょう!!!

エウアル (初回限定盤)(CD+Blu-ray)
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