C84で"Voltage of Imagination"のベストアルバム『Caelum』を買ってきた。
なぎさんの曲は「Change」と「Tachyon」が収録されている。

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意外と買う人は多くなかったかな?
 


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ジャケット
これの画像は公式では出回ってない?
公式サイトには200×200くらいの画像はあるが、これより画質のいいやつは見つけられなかった
そして会場内を歩いている内にまた傷が…(´;ω;`)
戯言クラインも傷ついちゃったし…

※ジャケット画像ありました(教えてくれた人に感謝)




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裏面
収録曲が書いてある。


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見開き
かなりシンプル


なぎさんの夏コミ新作がないと聞いてとても残念だったが、なぎさんの曲が二曲収録されたベストアルバムがコミケ限定で発売されて今年も行くことにした。
楽しみだったので始発で並んですぐブースに向かったのだが大量に山積みされていたのでなんだか拍子抜けだった


収録曲(11曲、51分)

01. Change [change the world mix] / やなぎなぎ
02. サイ / ef
03. 雲泥ランナー / halyosy
04. いなかみち / 茶太
05. 青い鳥 / リツカ
06. 硝子玉の中のセカイ / みとせのりこ
07. LUX / *spiLa*
08. Tachyon / mamenoi(MANYO & やなぎなぎ)
09. Early Days / 宮良彩子 
10. 夏の残響 / 茶太
11. 夏の幽霊 / 田口囁一(感傷ベクトル)


全曲リマスタリング(ミックス後のマスターテープから音質や音量を調整したり曲順を決める作業)されていて、「Change」はミックスも新しくし直している。



☆Change [change the world mix]
アーティスト:やなぎなぎ 
収録作品:空想活劇
迷うのは私らしくない
だから前だけ見てひたすら走る

2009年末に発売された『空想活劇』の収録曲。
ギターサウンドが爽やかに突き抜ける疾走感あふれた曲。
歌詞も日常の風景から切り取っていて感情移入しやすい。
つまらない日常の見え方の変化を描いている。

ギターとドラムが爽やかで力強く鳴り、そこになぎさんの透明なボーカルが合わさって強烈な爽快感がある。
とても聴きやすいので、友人になぎさんをゴリ押しした時はこの曲が一番反応が良かった。

また、ミックスが『空想活劇』のものと違い、曲名にも「[change the world mix]」と付け加えられている。
デスノートを真っ先に連想したのは僕だけではないはず
こちらはボーカルがよりくっきりとして全体的な音の強弱もわかりやすい。 
なんだか疾走感が増したようにも感じた。
お気に入りの曲。



☆サイ
アーティスト:ef
収録作品:空想活劇・参
「そうなんだ」って言ってやった

『空想活劇・参』は2011年冬のコミケで発売された。
これまたギターが爽やかで韻の踏み方が癖になる曲。
サビの盛り上がり方も好み。
サビの終わり方もしっかり決まっていてカッコいい。

それとボーカルがいい声…!
今まで知らなかったが、efさんは「初心者F」名義でも活動している。
ちょっと低めの透明感ある声がいい! 



☆雲泥ランナー
アーティスト:halyosy
収録作品:空想活劇・弐
Fly to the sky
風を駆け抜け


2011年夏に発売された『空想活劇・弐』の収録曲。
この作品にはやなぎなぎの「Kleinchen」も収録されている。 

もう疾走感しか感じないくらい最後まで駆け抜けていくような爽やかな曲。
何かのOPなんじゃないかってくらい盛り上がる曲。
halyosyさんやっぱりうまい。
表現の仕方が多彩で聴き飽きない。
作曲も作詞もhalyosyさんなのがまたすごい。



☆いなかみち
アーティスト:茶太
収録作品:あさやけぼーだーらいん
ガタゴト ジャリ道
夏草 木漏れ日


『あさやけぼーだーらいん』は2006年12月発売。結構昔の作品だった。
自然の風景を描いた綺麗な曲。
フルートの聴き心地がいい。
ちょっと気持ちが落ち着く曲。

茶太さんもいい声…!
すごく綺麗な声だと思う。
なぎさんの透明感とはまた違うが、この人の声は綺麗という言葉が一番しっくりくる。



☆青い鳥
アーティスト:リツカ
収録作品:プラネット・ジャーニー-Wayfarer and 11 precious treasures-
夢の終わり
差し込む光


『プラネット・ジャーニー』は2013年1月に発売されている。
ベースとギターに夏っぽい爽やかさを感じる曲。発売は冬だったけど

ボーカルのリツカさんも爽やかな声の持ち主で爽快感を強く感じる。
作詞作曲もリツカさんが担当。
旅を大きなテーマに旅人の心情を描いている。メロディも歌詞もとても綺麗に作りこまれていると思う。



☆硝子玉の中のセカイ
アーティスト:みとせのりこ
収録作品:ダブルブリッド depth break
硝子でできた不可侵の殻の中
    自分の殻


『ダブルブリッド depth break』は2010年夏発売のアルバム。ライトノベル『ダブルブリッド』のイメージアルバムである。
コーラスが綺麗な曲。
硝子玉と自分の心を重ねて幻想的な世界を描いている。 
綺麗なメロディだが、どこか冷たさを感じるような曲だ。



☆LUX
アーティスト:*spiLa*
収録作品:空想活劇・参
My world goes on in monotone
The time will flow so let it be


二曲目と同じく、2011年冬発売の『空想活劇・参』収録。
リズミカルでかつ爽やかな、真夏にピッタリの曲。
歌詞が全部英語。読めない。
と思ったら特に難しい単語があるわけでもないので割と聴きやすい。

自分次第で世界の見え方が変わってくる様子を描いている。
歌詞の最初と最後の対比がとても面白い。
特に最初は"The world"と表現していたのが最後には"My world"となっているのはうまいと思った。
日本語ではうまく表現できない部分かもしれない。



☆Tachyon
アーティスト:mamenoi(MANYO&やなぎなぎ)
収録作品:Tachyon
音を超えて 光超えて 進んでいく
わたしたちの物語


mamenoi(MANYO&やなぎなぎ) 1stアルバム「Tachyon」 買った 
2012年夏にコミケで先行販売されたmamenoiの1stアルバム。
アルバム通して、少女が遠い惑星に取り残された幼馴染の少年を助けに宇宙船で旅をする物語になっている。
表題曲ともなるこの曲は二人が再会する物語でも最も重要な場面の一つを描いた曲。
ギターの疾走感がとてもカッコいい。

『Tachyon』収録版との違いは大きなものはないが、『Tachyon』が全体で一つの物語となっていることから前の曲とのつなぎの部分があったりする。
『Caelum』収録版ではその部分はカットされ、全体の音色もやや調整されたように感じた。
前者では勢い重視のサウンドで後者は爽やかさ重視に聞こえる。



☆Early Days
アーティスト:宮良彩子
収録作品:Blue Canopy
early days どこへゆくの しだいに消えてゆく蜃気楼

2008年夏発売の『Blue Canopy』収録。
ピアノの爽やかさと疾走感が聴いていて心地いい曲。
夏風青春ポップと銘打っているだけあって青空と学校生活を思わせる夏っぽさ。
サビもスピード感があっていい。
メロディがカッコよくてボーカルはクリアなのでとても聴きやすいと思う。



☆夏の残響
作曲:onoken
作詞:茶太 
二度と戻れない
夏の残響 


この曲はこのアルバムのために書き下ろされた。
ピアノとギターが爽やかでどこか寂しげな曲。
夏の終わりを描いている。
茶太さんやっぱいい声!
こんな綺麗な声の人はそういないと思う。 


☆夏の幽霊
作曲:bermai.inazawa
作詞:田口囁一(感傷ベクトル) 
あの夏の幽霊は
声もなく僕の記憶を揺らして


これも『Caelum』のために書き下ろされた曲。
ピアノを始め様々な楽器の音色が綺麗に響く幻想的な曲。
作曲のbermai.inazawaさんはこのアルバム内でこの曲以外にも「いなかみち」の作曲を担当しており、他にも多くの曲のミックスとレコーディングを務めている。

この曲も夏の終わりを描いている。
「夏の残響」は夏の名残を思い出す曲であるのに対し、この曲では夏の思い出が幽霊のように漂っている。
もうちょっと大人になってから聴いてみたい曲。 
爽やかというよりはどこか寂しげで影のある曲だ。




なぎさんだけでは終わらないいい作品だった。
efさんの他の作品は結構気になる。歌い方がストライクすぎてもっと聴いてみたい。そうなんだっていってやった~
DEKO*27さんと結構コラボしているみたい。
なぎさんの曲も[change the world mix]はすごくカッコよかったし、「Tachyon」も少しテイストが変わっていて楽しめた。
結構昔の曲も収録されているので幅広い層の人が楽しめるはず。
コミケ限定発売だったが、いい曲が揃っているので元の収録作品を買うのもいいと思う。 
『空想活劇』シリーズは安定のクオリティなのでおすすめ。