今年の夏コミC84に行って鹿乃さんのソロアルバム『戯言クライン』を買ってきた。
あ、暑かった…
サイン入りなんて代物はとっくに売り切れていた。


戯言クライン
今回のジャケットはちょっと落ち着いた雰囲気

 
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鹿乃の"歌ってみた"が良い


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今までは可愛い雰囲気を前面に押し出したようなジャケットだったが今作はちょっと落ち着いている。


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バッグにしまっておいたらブース内を歩いている内に傷が…(´;ω;`)
まあ中身は無傷なので同規格のケースを買ってくればなんとかなる


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見開き
結構シンプル


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付属の缶バッジ
こういうのしまっとくと失くしちゃうからどこにつけよう…



収録曲(11曲、43分)
 
1. ケッペキショウ(すこっぷ)
2. 幽霊屋敷の首吊り少女(トーマ)
3. ジベタトラベル(日向電工)
4. 刹那プラス(みきとP)
5. うそつき(つなまる)
6. サイノウサンプラー(koyori)
7. 腐れ外道とチョコレゐト(ピノキオP)
8. ピエロ(ハヤシケイ/KEI)
9. エイプリループ(ねこぼーろ)
10. 天ノ弱(164)
11. 戯言クライン(すこっぷ) 

※()内は作曲者


目的は幽霊屋敷と腐れ外道だった
のだがこれが結構良曲揃い…!

なぎさん以外のCD買うのは『自由への進撃』以来人生で二枚目;(''゚''ω'゚'); 



☆ケッペキショウ
作曲:すこっぷ
作詞:すこっぷ

 
ダメだったんだ 人類は 
それは とうに とうに 手遅れで

歌詞
すこっぷさんがニコニコ動画に投稿したGUMIボーカルの曲のカバー。
「汚い世界の汚い自分に。」

人間の心の汚さを嘆いた曲。
アップテンポでかっこいいが、すこっぷさんらしい綺麗なメロディ。
人の汚い心をひたすら忌避する視点で描かれた歌詞が衝撃的。 
鹿乃さんのボーカルもすごくカッコいい!
このテンポでも安定感があってとても聴きやすい。

CD音源と動画音源はMIXが違う。
わかりやすい違いはバックの大きさとコーラス。
CDの方はドラムなどの音の響きに荒々しさがなく、音量も調整されていて聴きやすい。
動画の方は最後に「じゃあねバイバイ」のコーラスが入る。



☆幽霊屋敷と首吊り少女
作曲:トーマ
作詞:トーマ

 
※原曲(GUMIボーカル)です。名曲です。
また声枯らして今日が終わって 
明日が窓に映り込んでも 
私は此処にいます。

歌詞
原曲のボーカルはGUMI。作曲は『アザレアの心臓』のトーマさん。
"或る夏の噂"。

サビと間奏に入るアコーディオンの音色がしっとりとしていて幻想的な曲。
屋敷に浮かぶ少女の霊を描いている。
トーマさんの曲は変調がカッコいいのにそれでいて整ったメロディがさらにカッコいい。
すごく複雑に色々な楽器が入り乱れるのにその中に統一感があるのが素敵な曲だ。

鹿乃さんのオク下のコーラスも曲調に合っていて幽霊屋敷の暗がりが浮かんでくる。
「私は此処にいます。」のところで伸ばさずに切るような歌い方もメロディが引き立って好みだ。
鹿乃さんの声はトーマさんの曲とすごく相性がいいと思うのでいろいろな曲を歌ってほしい。



☆ジベタトラベル
作曲:日向電工
作詞:日向電工
八双で飛べ四方へ散れ散れ 
未開の新天地、昇天太陽系

歌詞 
日向電工さんの曲。原曲のボーカルは初音ミク。
軽快なメロディに挟まれる電子音がカッコいい。
イントロもキャッチーで終始軽快なメロディの中毒性が強い。聴き飽きない曲。
歌詞の韻の踏み方もリズム感があって痛快。

ボーカルは声に芯が通っていてスピード感もありしっかり決まっている。
クロスフェードではあまり印象に残っていなかったが、全体通して聴いてみるとそれぞれのフレーズ、楽器音やその流れがとても綺麗でスタイリッシュだった。



☆刹那プラス
作曲:みきとP
作詞:みきとP


どうして君は人に 嘘をついても平気そうなの 
きっと小さな小さな嘘が 嘘の形を変えてしまった

歌詞 
みきとPさんが投稿した曲のカバー。
明るいメロディと鹿乃さんのボーカルがマッチしている。
メロディがとてもすっきりしていて綺麗な曲。
こんな感じの爽やかでカッチリした曲調が鹿乃さんの声に合っているのかもしれない。

CD音源と動画音源の違いはそこまで大きくない。
CDの方が定位がしっかりしているが、これはMIXの違いなのか音質の違いなのか(ニコ動へのアップにより劣化した?)はわからない…単なるビットレートの違いではないと思う。



☆うそつき
作曲:つなまる
作詞:つなまる
まぁいいか しょうがないな 
このまま消えてしまいたいな

歌詞 
つなまる(めざめP)さんの曲。
失恋をテーマにして爽やかなメロディで感情の流れを描いている。

曲調が軽快で語感もいいので聴きやすい。
以前の鹿乃さんならこのタイプの曲はもう少し声を細めて歌っていたような気がするが、この曲でも芯のある声で力強く歌い上げている。
好みが分かれるだろうが僕はこっちが好みだ。



☆サイノウサンプラー
作曲:koyori
作詞:koyori
君がいま目の前で 
動かなくなったんだ

歌詞 
koyori(電ポルP)さん作曲。
他人のものを欲しがってやまない気持ちを描いている。
取り返しのつかないところまでいってしまってから最後に僕が実験台に横たわるところが強く印象に残る。

鹿乃さんの語り部のような影を感じる歌い方も曲の印象を際立たせている。
最後の歌い方が特に良かった。



☆腐れ外道とチョコレゐト
作曲:ピノキオP
作詞:ピノキオP
流れ流されて健全に 
Я  らりぱっぱら ぱっぱっぱら!

歌詞 
ピノキオPさんが投稿した曲のカバー。
鹿乃さんが歌っている曲だと他には「マッシュルームマザー」がある。
かなりテンポの速い曲。
独特のリズム感と愉快な歌詞の中毒性がすごい。
ここらへんはすごくピノキオPさんっぽい。
「ぱっぱっぱら!」とか「だんだんでぃだん!」とかふざけているのに歌詞の世界観は深い。
外見の薄っぺらさを愉快に、痛快に描き出すのはさすがピノキオPさんだと思う。

鹿乃さんも楽しそうに歌っているので楽しく聴ける。
だんだんでぃだん だんだんでぃだん!



☆ピエロ
作曲:KEI
作詞:KEI

大丈夫 大丈夫 おどけてみせる僕は 
小さなサーカスの名も無きピエロ

歌詞 
KEIさんの作曲。
愉快なピエロの深イイ話。
ギターの音色と優しい歌詞で泣ける曲。
最初と最後で同じ「大丈夫 大丈夫」というフレーズなのに全く見え方が違ってくる。

鹿乃さんのボーカルもしっとりとしていて深みがある。



☆エイプリループ
作曲:ねこぼーろ
作詞:ねこぼーろ
君の心には届くのかな
ただの独り言だよ

歌詞 
ねこぼーろさんの曲。原曲のボーカルは初音ミク。
聴き入るような静かでしんみりする曲。
鹿乃さんのしっとりした声がまたしみじみする。
綺麗なメロディと合っていてゆっくり聴き耽りたいときにおすすめ…!



☆天ノ弱
作曲:164
作詞:164


嘘つきの僕が吐いた はんたいことばの愛のうた

歌詞 
164さん作曲のボカロ曲。原曲のボーカルはGUMI。
ギターがかっこいいストレートロック。
歌詞は素直になれない気持ちを描いたラブソング。
「天ノ弱」には「天の邪鬼」と「天性の弱虫」がかかっているらしい。うまい。

この曲でもカッコいい鹿乃さんが楽しめる!
声がしっかりしていてクール…!

この曲もCDと動画ではMIXが違う。
CDの方が定位がしっかりしていて音の分離がわかるしボーカルが際立っている。
ケッペキショウと刹那プラスにも言えるが、わずかな違いでもこれで聴き心地が全く違ってくるので動画を見て気に入ったらCDを購入するのもいいかもしれない。



☆戯言クライン
作曲:すこっぷ
作詞:すこっぷ
汚いよ 汚いよ
目に映るものすべてが


この作品の表題曲。すこっぷさんの描き下ろし曲。
管楽器の音が綺麗。
明らかに冬っぽい曲なのは気にしてはいけない。
歌詞の世界観は今までの10曲を凝縮したようなものになっている。
全体通して「嘘」が大きなキーワードになっているように感じた。

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ブックレット最終ページ
歌詞は救われない哀しい終わり方をしているが、イラストを見ると積もった感情を吐き出しているようにも取れる。
最後の曲としてとてもいい終わり方をしていると思った。




長くなってしまったが、色々な11曲が詰まった濃いアルバムだった。
幽霊少女目当てで、ついで感覚で買いに行ったがとてもいい買い物をしたと思う。
全体通してアルバムとしての完成度も高いし、曲それぞれのクオリティも素晴らしかった。
これからの活躍に期待…!

戯言クライン
戯言クライン