2013年7月3日発売のやなぎなぎ1st ALBUM「エウアル」のレビュー

この記事では初回限定盤に付属するBlu-rayもしくはDVDの特典映像を紹介!

エウアル ジャケット

前記事『やなぎなぎ1st ALBUM「エウアル」 買った ―③』の続き

☆関連記事
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やなぎなぎ1st ALBUM「エウアル」 買った ―① 
・オリジナル曲(Disc1)を紹介
やなぎなぎ1st ALBUM「エウアル」 買った ―② 
・カバー曲(Disc2)を紹介
やなぎなぎ1st ALBUM「エウアル」 買った ―③  


収録映像(9本、30分)

01. ビードロ模様 MV
02. Ambivalentidea MV
03. ラテラリティ MV
04. Zoetrope MV
05. ユキトキ MV
06. あの夏で待ってる ノンテロップED
07. ヨルムンガンド ノンテロップED
08. ヨルムンガンド PERFECT ORDER ノンテロップED
09. AMNESIA ノンテロップOP



「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」のOPとストレンジアトラクターのMVがなかったのが少し残念だがまあこれは仕方ない


しかし!ここで朗報が!!
なんと!Blu-rayに収録されているMVは解像度が1920×1280で高画質なのは嬉しいのだが、音声トラックが神だった!!

サンプリングレート48kHz、量子化ビット数24bit、つまりビットレートにして…


2304kbps!!!!



通常のCDが44.1kHz、16bitの1411kbpsであるのに対してこちらはその1.5倍以上!!
思わぬところでハイレゾ音源の収穫が!!
(DVDは解像度720×480、音声48kHz、16bitの1534kbps)

☆ビードロ模様
イラスト:xai
モーショングラフィック:eau.

ビードロMV-1
確かにあった あの夏を
幼い記憶を
閉じ込め 遠く 海へと飛ばそう

1stシングルのタイトル曲。
アニメ「あの夏で待ってる」ED。

担当しているのが「ice」と同じeau.さんだからかMVのテイストも「ice」に近く、歌詞が曲に合わせてぽつぽつと流れていく。
背景にはところどころ日付と思われる数字が現れ、曲が進んでいくとともに時間が経過していき、最後にはあの夏の記憶を吹っ切るという流れになっている。



☆Ambivalentidea 
イラスト:吉田ヨシツギ
モーショングラフィック:吉田ヨシツギ

Ambivalentidea MV-1

矛盾孕む
この世界を全て食らい尽くそうとした

2ndシングルのタイトル曲。
アニメ「ヨルムンガンド」ED。
曲調にマッチした幻想的なイラストが神秘的。
最後の少女が駆けていくシーンは盛り上がる。

このどこか少女の暗さを感じさせるMVはなぎさんの世界観をうまく表現していて、Ambivalentideaに引き込まれてしまう。


☆ラテラリティ 
ビジュアル:MiRA
グラフィックデザイン:MiRA

ラテラリティ MV-1
神様
気づかせないで
同じ気持ちになれないでしょう

3rdシングルのタイトル曲。
アニメ「ヨルムンガンド PERFECT ORDER」ED。
先ほどの2曲とは打って変わってめちゃめちゃカッコいいMV。
迫力満点な映像はラテラリティのカッコよさを倍増させている。

こんなカッコいい映像は、もうカッコいいの一言に尽きる。
これ以上言うことがない。


☆Zoetrope 
クリスタルアート:堀田真澄
イラスト:堀田真澄
モーショングラフィック:eau.

Zoetrope MV-1
想像も出来なかった ひとつの模様が
最後の隙間を埋めていく

4thシングルのタイトル曲。
アニメ「AMNESIA」OP。
くるくると回るZoetropeと目まぐるしく変わる色彩、景色が文句なしにカッコよく、「Zoetrope」の世界を存分に楽しめる。
ラスサビ前のZoetropeを一気に駆け抜けていくシーンは圧巻。
展開を歌詞に合わせているのもいい。


☆ユキトキ
イラスト:塚本ユージ
モーショングラフィック:千合 洋輔

ユキトキ MV-1
陽の満ちるこの部屋
そっとトキを待つよ

5thシングルのタイトル曲。
アニメ「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」OP。
アザレアと蝶をテーマにした春を思わせる暖かい映像が曲調にマッチしていて「ユキトキ」の春っぽさを楽しめる。
若干童話チックなのもキャッチーさを引き立てていてとてもいい。

メロディを際立たせるような展開が個人的に気に入った。



MVが収録されているのは以上の5曲で、ユキトキ以外の4曲はタイアップアニメのノンテロップOP/EDも収録されている。
映像のクオリティはどれをとっても最高で、ひとつの大きな物語を見ているかのような充足感だった。
DVDを買った人も、いずれBlu-rayが再生できる環境になった時のためにBlu-ray版を購入しておくのもオススメなくらいクオリティが高い。
正直Blu-rayは画質良すぎて鳥肌が止まらない。
音質も他作品を圧倒的に上回る2304kbpsである。これ聴いたらYouTubeの128kbpsなんてもう別の曲だ。


やなぎなぎの1stアルバム「エウアル」のレビューはこの記事で最後になるが、記事を4つにわけないととても書き切れないような濃い内容の作品だった。
イベントなどの関連記事を含めればもっといっぱいあるが、「エウアル」という作品だけでもこれだけの要素が詰まっている。
僕の人生においても決して忘れられない作品で、これからもずっと聴き続けると思う。
こんな作品に出会えて本当に良かったと痛感した。

これからもなぎさんには末永く活動を続けていってほしいし、なぎさんの曲を聴ける日が少しでも長く続けばと思う。


10月には東名阪のツアーも控えていて、そこではこのアルバムの収録曲もたっぷり聴けると思うので今から楽しみでならない。

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やなぎなぎ1st ALBUM「エウアル」 買った ―① 
・オリジナル曲(Disc1)紹介
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やなぎなぎ1st ALBUM「エウアル」 買った ―③ 

(左から順にBlu-ray、DVD、通常版)