TSUTAYAのレンタル有効期限が近かったので更新するついでにワンオクの新作のアルバムを借りてきた。
かなり良かったのでレビュー

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ジャケットかっこいい 



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前面


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裏面



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見開き





裏面の写真は表の写真を横から撮ったものだと思う。
楽器類がレンズ型に積み上げられ真ん中にマイクスタンドが立っている。




収録曲(13曲)
  1. Introduction ~Where idiot should go~
  2. Ending Story??
  3. ONION!
  4. The Beginning
  5. Clock Strikes
  6. Be the light
  7. Nothing Helps
  8. Juvenile
  9. All Mine
  10. Smiling down
  11. Deeper Deeper
  12. 69
  13. the same as…


過去のシングルのタイトル曲である「The Beginning」、「Deeper Deeper」、「Nothing Helps」が収録されているほか、CD初収録の曲から2曲PVが公開され、映画の主題歌も収録されるといったとても豪華な内容となっている。


また、ミックスにも力を入れたようだ。

 今作はミックスエンジニアにThe UsedやPanic! at the Disco等アーティストのプロデュースも行っているJohn Feldmann、またデンマークのTue Madsenを迎えての驚異的なアルバムとなった。
そしてAvril Lavigne、Hoobastank、Green Dayをはじめとするさまざまなアーティストの楽曲のミキシングし、またグラミー賞も受賞しているChris Lord-Algeが1曲手がけている。
(公式サイトより)



洋楽聴かないんでよくわからないけれども、ちょっと調べた限りではかなり有名な人っぽい




Ending Story??とONION!はエモさ(?)とノリのいいロックがカッコよくて好みだった。
リズミカルに歌うボーカルもマッチしている。

The Beginningは映画「るろうに剣心」の主題歌。
ストレートなロック調がとてもハマる一曲だ。
PVが超カッコイイ

Clock Strikesはアルバム発売前にPVが公開された、このアルバムのリード曲。
耳に刺さる激しい感じではなく、音が全体的に濃密になったようなサウンドだった。
濃密なロックにTakaのボーカルが乗っかって深みを増している。
この曲は聴きいるような聴きやすさだった。

Be the lightは発売後にPVが公開された。
ワンオクはハードロックばかりでなくこういうしっとりした曲も出しているのがいいところだと思う。
勢いでゴリ押しするだけでないところからもTakaなどONE OK ROCKメンバーの作曲力はすごいと感じた。

Nothing Helpsは PS3/Xbox 360用ソフト「DmC Devil May Cry」のイメージソング。
シングル「Deeper Deeper / Nothing Helps」に収録されているものとはアレンジが異なる。
いや、そんなに変わんないけど、冒頭がちょっと変わった。全体的にもこのアルバムのコンセプトに沿っているのか、凝縮されたようなサウンドになっている。
僕の糞耳でわかる範囲だと、シングル版はボーカルにエコーがかかっていたが、アルバム版ではそれがなくなり、さらにシンバルの音がはっきり聞き取れるようになっていたりとインストを重視したアレンジに感じた。

Juvenileは特にPVやタイアップ企画があるわけでもないが、この曲がアルバム初収録曲の中では一番好みかもしれない。
なんというか、「このアルバムっぽさ」が出ている曲だ。
インストがストレートにかっこいい。
濃密なサウンドで、ハードロックの中にも上品さが感じられる。
この曲のミックスを担当したのはJohn Fledmannらしいが、もっとこの人がミックスを担当した曲を聴いてみたいと思った。

All MineとSmiling downはバラード調でドラムがパワフルだが心に沁みる曲。
こういった曲を感情のこもった歌い方のできるTakaは本当に器用だ。

Deeper Deeperは過去のシングルのタイトル曲。SUZUKIのCMソングで、PVも公開されている。
ギターがかっこいい。入り込みやすいハードロックと力強いボーカルはついつい聴き入ってしまう。
僕の一押しの一曲だ。
友達に聞かせたら冒頭の「イヤァァアアアアアアアアアオオオオオオオオウウゥッ!!!」でドン引きされたけど

69はTakaがポエムのように今までの振り返りとこれからの決意を歌うという、ちょっと変わった曲。
曲名の由来は、アルバム名とかけて、
人生×僕=69(ロック)
ということらしい。あとは69でお互いに気持ち良くなる、という意味も込めたそうだ。
下ネタだった。

the same as…は映画「グッモーエビアン」の主題歌。映画公開当時CD収録は未定だったが、満を持してこのアルバムのラストを飾る一曲となった。
ギターとドラムがパワフルでワンオクらしさのあるかっこよさだ。
ストレートなロックはこのアルバムのラストにふさわしいチョイスだと思う。





なんだかさっきからカッコイイしか言ってないが、ハードロックでありながら、全体に広がるやわらかな上品さを持ち合わせているのがただならぬかっこよさを感じさせる。また言ってしまった…

耳に刺さるガシガシのハードロックではなく、全体にふわっと広がるドラムやギターの音で丸みを出しているのがこのアルバムのコンセプトなのだろうか。
Nothing Helpsがシングルとアレンジが異なっていたりするあたりからもこのアルバムのビジョンが少し見えてくる。


あくまで個人の感想だが、お気に入りだったNicheシンドロームとはまたベクトルが違って、洗練されたようなこのアルバムもこれからのお気に入りになりそうだ。
友達にONE OK ROCKを勧めるときはNicheシンドロームと人生×僕=をおすすめしたい。